Kenji

Takahashi

Design

お客様に寄り添った

制作を致します。

ABOUT ME

初めまして。WEBコーダーとしてサイトを制作しております。
髙橋    研二と申します。
WEBサイトの制作を通じて、お客様のビジネスの課題を解決していく。この過程がWEBサイト制作において最も重要だと思います。お客様の事をよく知り、お客様の課題解決のお手伝いをさせていただくことを、一番に考えております。

Works

Skills

HTML

1, 保守運用しやすいclass名をつけ、変化に対応できるコードを書きます。


2, htmlタグ記述の際に、タグを適切に扱いSEO対策を致します。


3,  metaタグを使用し、SEO対策を致します。

CSS

1, モバイルファーストで設計し、ユーザービリティを高めます。


2, セクションをコメントで分けて記述し、修正時に素早く対応致します。


3,  共通パーツを変数で管理し、修正しやすい設計を行います。

J-QUERY

一例:
ハンバーガーメニュー、スムーススクロール、スライダー、モーダルウィンドゥ、アコーディオン、バリデーション、ローディングアニメーション、他にも文字や画像に動きをつける等の実装が可能です。

PHP

wordpressの実装に関する記述が可能です。
一例として投稿ページへのリンクや画像、カテゴリーの取得など。functions.phpでの記述が出来ます。

Photoshop

photoshopのデザインデータからのコーディングが可能です。基本的な写真の加工なども行えます。制作実績のモックアップもphotoshopで作成しました。

Illustrator

illustratorのデザインデータからのコーディングが可能です。簡単なロゴの作成なども行えます。当サイトロゴもillustratorで作成しました。

AdobeXD

AdobeXDのデザインデータからのコーディングが可能です。

WordPress

オリジナルテーマでWordPressの実装が可能です。カスタム投稿やお問い合わせフォームなど、プラグインを使った実装も可能です。

Price

HTMLコーディング1P(レスポンシブ対応込) 7,000円~
サイトへのWordPress入れ込み 40,000円〜
LPコーディング 20,000円〜
WordPressサイトコーディング(10ページ) 120,000円〜

※価格は目安となります。ご相談下さい。

Contact

ご覧頂きありがとうございました。

ご質問やお問い合わせにつきましては、下記フォームよりお願い致します。

 何思ったか、武者修行はそこへ坐りこんだ。面積一坪ほどな平石ひらいしの前にである。坐ってみるとちょうど机の高さぐらいに肱ひじがつけるのだ。

「ふッ……ふッ……」

 焦やけていた石の砂を息で吹く、砂とともに蟻ありの列もふき飛んでゆく。

 ふたつの肱をつくと、編笠はしばらく頬杖に乗っている。陽ざかりで、石はみな照り返すし、草いきれは逆さに顔を撫でるし、さぞ暑いだろうに、身うごきもしない。城の工事に眺め入っているのである。

 少し離れた所に、又八がいることなどは、意に介さない様子であった。又八もそこへ来てそういう態ていをしている武者修行があろうとあるまいと、もとより自分に何の交渉があるわけではないし、頭や胸も依然として不快なので、時折、胃から生唾なまつばを吐きながら、背を向けて休んでいた。

 ――と。その苦しげな息を耳にとめたのだろう。編笠がうごいて、

「石曳き」

 と、声をかけ、

「どういたした?」

「へい……暑さ中あたりで」

「苦しいのか」

「少し落ちつきましたが……まだこう吐きそうなんで」

「薬をやろう」

 印籠を割って、黒い粒を掌てのひらへうつし、起って来て又八の口へ入れてくれた。

「すぐ癒なおる」

「ありがとう存じます」

「にがいか」

「そんなでもございません」

「まだ、貴様はそこで、仕事を休んでおるのか」

「へ……」

「誰か参ったら、ちょっとおれの方へ声をかけてくれ、小石で合図をしてくれてもいい、頼むぞ」

 武者修行は、そういって、前の位置に坐りこむと、今度はすぐ矢立から筆を取り出し、半紙綴とじの懐中ふところ手帖を石の上にひろげて、ものを書くことに没頭しはじめた。

 笠のつば越しに、彼の眼のやりばが、間断なく城へ向ったり、城の外のほうへ行ったり、また城のうしろの山の線や、河川の位置や、天守などへ、転々とうごいてゆくところを見ると、その筆の先は、伏見城の地理と廓外廓内の眼づもりを、絵図に写とっているにちがいなかった。

 関ヶ原の戦いくさの直前に、この城は西軍の浮田勢と島津勢に攻められて、その増田廓ますだぐるわや大蔵廓おおくらぐるわや、また諸所の塁濠るいごうなどもかなり破壊されたものだったが、今では、太閤時代の旧観にさらに鉄壁の威厳を加えて、一衣帯水の大坂城を睥睨へいげいしていた。

 今――武者修行が熱心に写している見取図みとりずをのぞくと、彼は、いつの折かに、その城のうしろをおおっている大亀谷や伏見山からもこの城地を俯瞰ふかんして、べつに一面の搦手図からめてずを写しているらしく、いかにも精密なものが出来かかっている。